WIP

上には上が

S市民「S市の図書館は一人あたり6冊しか借りられないんですよ。嫌んなっちゃいますよ」

H市民「へへ、H市なら30冊だよ」

S市民「30冊ってすごいですね」

H市民「うん、こっち来たときは少なからず感動したもん。(T市民)のとこはどう?」

T市民「うちか……そもそも制限なかった気がする」

テレビドラマでも舞台でも良いんだけど、被害者も犯人も顔を出していて、それが途中で入れ替わる作品はあるのかな (双子は除く)。小説だとよくある古典的な手だけど、視覚的にはどうやるんだろう、と。

雪で閉ざされた学校に取り残された中学生。一人また一人と消えていく「ケッ、俺は殺人鬼なんかと一緒にいられねえぜ! 部屋に帰らせてもらうぜ!」。そう言い捨てた彼もまた……。惨劇の後、大人たちが目にした驚愕の犯人とは? 新進気鋭がおくる究極のフーダニット!

え、犯人ですか。そうですねえ 2 人目が殺された時点で分かりましたよ。いやーだって、途中から役者が変わりましたからねえ。気がつかない方がおかしいんじゃないんですか。あ、そうそう東野圭吾の「名探偵の掟」って読みました? あれの……。

空から女の子が降ってくることが流行っているらしい。
とすれば、私も流行にのっているのだろうか。
でも、これはスカイダイビングでも水泳の飛びこみでもなく、ましてやスキーのジャンプでもなく、人生で一度きりしかできないこと。
空から降ってくる理由なんて、本当は、悲しいくらい限られてる。
私は、もう二度と、もう二度と、空に舞いあがることはない。見ることさえ叶わないのだ。
地面が、ぐっと間近に迫ってくる。
誰もキスしたことのない岩、砂、土。
ああ。
さよなら。

続きを読む